鮎の友掛け

友掛けとは

アユは1年魚で、石についている水ゴケを食べ、その水ゴケの周りを自分の縄張りとして育っていきます。友掛けは釣ろうとしている野アユの縄張り内に、釣り人が用意したオトリのアユに掛針をつけた状態で進入させ、それに対して野アユが追い払おうとして体当たりしてきたところを引っ掛ける技法のことです。

時期
アユの若魚が縄張りを作る5月下旬頃から、産卵直前に縄張りを解く11月頃までの期間で釣り上げることが可能です。一般に漁期は6月以降で、7~8月が最盛期になります。
川読み
野アユがどこに縄張りを作っているか、アユの習性を考えて予測することが釣果をあげるポイントであり、友釣りの醍醐味でもあります。アユは石についた藻類を主食とし、これを削ぐように食べるため石にハミ跡と呼ばれる跡を残します。これがアユの大小や多寡を知る目安となります。